3次元別館。

主に観劇の感想です。2.5舞台が多めでその他のミュージカルやストレートプレイも。

【観劇記録】7/13 ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学vs氷帝

 

  • テニミュ初観劇の感想
  • ネタバレは(多分)そんなになし

 

いつかは観たいと思っていたテニミュ。気がついた時には前売りチケットが終了してしまってたんですが、テニミュは毎回当日券がある、ということを聞いていたので、会場に並んで2バル上手側の見切席をゲット。前売りが完売していても、当日券が十分に用意されているのはありがたいね。

テニプリは、コミックスもアニメもちゃんと見たことがなく*1、青学メンバーの顔と名前はハマっていた友人から聞いたりしてたから大体わかってるものの、氷帝跡部樺地くらいしか顔と名前が一致しておらず、比嘉に関しては沖縄の中学だっけ?程度の知識でした。

そんな状態、かつテニスのルールがよくわかっていなくても、ストーリーの把握については特に問題なし。まあ、タイトルに全国大会で青学vs氷帝って書いてあるし。

テニミュ自体も映像ですらほとんど観たことがなかったので、すべてが新鮮でした。まず、歌とダンスが良い!聞いているだけで楽しくなってくるような曲ばかり。ダンスも格好良かったです。歌唱力は、ソロパートはピンキリなのは否めないですが、チームごとに揃って歌うところは迫力があった。

試合のシーンは、一度にコートの中に入るのが2人もしくは4人だし、技も基本はテニスラケットを振る、という動作なので、多人数が勝負の場に存在できるペダステやハイステに比べるとどうしても地味に見えてはしまう。けれども、舞台上のネットの場所を場面が変わるごとに斜めや横向き、縦向きに配置したり、途中で歌を入れたりと様々な演出上の工夫がこらされて単調にはなっていなかったし、光と音で表現されるボールの軌跡と打球の音もきれいだった。

ただ。前述のとおり見切席だったので、舞台の上手奥、全体の4~5分の1くらいが隠れてしまい、1幕では青学の、2幕では氷帝側のベンチが全く見えないという状況でした。その位置だと誰がしゃべったり歌ってるかわかんないからもうちょっと前来て、前!と何度か心で祈ったりね……。上手側の前の方はむしろ近かったし、アリーナの客席降りはよく見えたけどさっ……。

演者個人では、跡部の歌唱力が際立ってました(もっと声量があれば更に良いけれど、あの運動量なら仕方ないよなあ、とも)。確か氷帝の方に来年レミゼに出る人がいるんだよね、誰役だったかな?と、休憩時間にチラシで確認したら案の定そうだった。納得。2幕冒頭のソロのダンスもバレエの要素を取り入れていて綺麗。氷帝では日吉*2の歌と向日のアクロバットも良かったです。それから樺地の声が大きくよく通ってた。

青学は、リョーマ以外は新メンバーということで、少々チーム全体がばらついている印象を受けましたが、まだ公演が始まってから2日なので、日が進んでくるにつれて変わってくるかな。リョーマは9代目からの続投ということで、コートに出てきた時やチーム全員で歌うところなど、目を引く存在感があった。新メンバーでは、手塚部長のフォームが特に美しかったな。菊丸の身軽な動きも楽しい。

今回ゲスト校という位置づけだった比嘉のメンバーは、前の公演からの続投、かつそれほど日が経っていないこともあって、3チームの中では一番まとまりがあったように感じました。このチームの試合も見てみたかったかも。

若手俳優の登竜門」と言われることの多い舞台で、全体的には、良くも悪くもフレッシュだなー、という感想ではあります。それでもきちっとエンタテインメントとして見せてくれたし、ラストの、チームごとの歌→全員揃って歌うところでは、自然と笑顔になってしまっていた。終演後にはどういう人たちなのかな、ということに興味がわいて、パンフレットも購入*3。15年も続いている理由がちょっとわかった気がする。

そして、次は見切れない席で観たい!

*1:コミックスを大昔に1巻だけ読んだような…くらい

*2:生執事のエドワード役の人だった

*3:映像方面に興味のある人が多そうな中、帝劇に出たい、と言ってる人がいると嬉しくなる舞台ファン

【観劇記録(映像)】LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-

 

  • TRUMP(D2版)を配信で視聴、グランギニョルは劇場で観劇した、繭期初心者?の感想です(考察の類は全くナシのただの感想)
  • 致命的なネタバレは避けるか薄い色で書きますがTRUMP、グランギニョルも含めちょいちょいバレあり

 

まず、これから見ようかなーと思っている方へ。TRUMP未見であれば、バージョンは問わないので見ておくことを強く強くお勧めします。

 

8月の「マリーゴールド」の予習がてら円盤をゲット。

最初のうちは「登場人物の関係性はTRUMPと通じるところがあるから、女子版ってところだろうか。衣装良いな、リリーかわいいなー、ファルスとキャメリアは男子なのかーかわいいなー、シルベチカの歌いいなー」とか、割と微笑ましい気持ちでいたんです……が……。

見終わった後のツイートがこちら。

 

※ちなみにこの時、リアルに叫んでました

 

TRUMPのライネス*1グランギニョルのそれも大概だったけど、けど……

これ、断トツで酷くない???

しかもそれで終わるのかと思ってたら更にラストでダメ押しとばかりに突き落とされるという……うわあああああああ……

て言うか○○○てめええええええええええ!!!!

 

以下、もうちょっとマトモな感想。

実年齢のかなり若い人たち(全員10代かな?)が中心ということで、全体的に台詞回しが多少つたなく聞こえるところはある。上手い人もいるけれど、ちょっと棒読みに感じられてしまう人もいたし、ダンス以外の場面で動きがぎくしゃくして見えたことも。ただ、歌で心情を現す場面については(純粋な技術面での差は多少あれど)、ソロ、合唱とも皆さん聴かせてくれて、まだ若くてもプロの歌手なんだなー、ということを実感しました。

歌、演技とも頭一つ抜きんでていたのがマリーゴールド。吸血種と人間の混血として忌み嫌われている、という役どころ*2で、特にソロの曲では、まだ当時10代半ばというのが信じられないくらい声量も歌唱力も申し分なく、ちょっと泣きそうになってしまったくらい。夏の舞台も今から楽しみです。しかし、ソフィやマリーゴールドを見てると、某ポジティブダンピール師匠はどうしてあんなに心身ともに健やかなのかむしろ不思議だよ!

マリーゴールドとは別のベクトルでファルスにも惹きつけられた。歌とお芝居自体は及第点くらいなんだけれど、出てくるだけで自然と視線がそちらに向かってしまうくらい、華と存在感がありました。少年だということを見るまで知らなかったので、「えっ、初美花ちゃん*3、男役なのかー」と、びっくりした。

主人公のリリーと、鍵になる人物の一人、スノウも、美しさと、そこはかとなく漂う影がリアルに少女漫画(敢えて例えるならflowers系?)のようでした。

その他にも若干血の気の多いチェリーや退屈持て余して暴走気味のカトレア(退屈過ぎて涅槃像ー)、ミステリアスなシルベチカ、もう一人の少年であるキャメリア(実際はクラン内に男子は二人だけじゃなくもっといるらしい)、取り巻きに囲まれてアンジェリコを彷彿とさせるマーガレット、真相を知ってからどんな気持ちでいたのか気にならずにいられない監督生コンビなどなど、TRUMPやグランギニョル同様、登場人物が皆魅力的で。

 

だからあの結末はさあ……!!(血涙) 

 

事前にうっすらネタバレを見てしまってはいたんですが、あの子が直球で「彼」だったのか……*4。 

 

てめええええなんて事してくれやがるんだ!!!!!

寂しかったのはわかる、わかるけど……ぁぁぁぁぁぁぁぁ……

 

あ、衣装は白メインで黒も使ったゴシックロリータ風、というのがまた素晴らしいよね。

※感想の情緒が不安定気味なのは多分繭期をこじらせたせいです

 

話は少し逸れますが、グランギニョルのオープニングテーマの「回旋するトラジェディ」、iTunesで配信されてたの知らなかった。早速ダウンロードしてポーの一族@宝塚のライブ音源と交互にエンドレスリピートしまくっておりますふふふふ……。

そしてLILIUMのDVDにはサントラCD(まだ聴けてないけど)まで付いててお得感満載。

 

刀ステ好きだけどTRUMPはどんななんだろう?という方。

宝石の国まどマギ黒執事(特にサーカス編)などがハマった方。

エリザベートフランケンシュタインなど、ゴシック感漂うミュージカルがどストライクな方ももしかしたらイケるかも?

まずはニコニコのD-BOYSのチャンネルでD2版TRUMPの配信(月額324円※2018年6月現在)があるので、そちらからいかがでしょうか。そこここに散りばめられたギャグに吹き出しつつ、イニシアチブの設定などに突っ込みながらも世界観に引き込まれ、ライネスで呻きまくって、見終わった後に登場する人物や吸血種たちのことが頭から離れなくなったら、あなたはもうきっと繭期。 

 

 

*1:うわああああやらかしやがったな……!なシーンで流れる曲。グランギニョルのプロモ映像のBGMにも使われてる

*2:キキがオズに予見されていた印象では、他の子たちと一緒に楽しそうにしていると思ってたので意外だった

*3:ルパパトの。特撮は滅多に見ないんですが、怪盗チームと警察チームがどっちも甲乙つけがたいくらい微笑ましくてだね……

*4:なぜかリリーが○○○だと思ってた…まあ、そんなに間違ってもない、か……?

【観劇記録】6/16 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"はじまりの巨人"(ハイステ)

 

  • ハイステ初見者の感想です
  • 多少ネタバレあり

 

職場のストレスが極限まで溜まっているのに今月分の観劇チケットは0枚、何か土日に行ける舞台は……と金曜日の時点で探して、そう言えば最近身の回りで立て続けに名前を聞いたハイステ、今やってるんだよなーと思い立ち、チケットを確保後急遽TDCへ。

ハイキュー!!の原作は夏合宿の後あたりまで読んでて、烏野と音駒、青葉城西と伊達工業くらいまでは何となくわかるんだけど今回舞台化されてる話は未読、という状態。

ハイステ自体は全くの初見だったんですが、すっごく面白かった!!

 

告知ムービーとかで多少見てはいたものの、漫画のコマを模した背景にコマ割りみたいに映像やセリフが映し出されるだけでなく、時には床にも文字が投影されたり、斜めに傾いた状態の盆が回ったり、ワイヤーで役者が宙に浮かび上がったりと、音響、照明、人力も駆使しまくりのダイナミックな演出は、生で観ると想像以上でした。

役者のパフォーマンスも素晴らしく、選手全員が高いジャンプを次々に決めたり、ダンスのようなフォーメーションで動いたり、チームによっては6人全員がバク宙やらアクロバティックな動きをガンガン披露しまくったりと、この人たちの身体能力どーなってんの……と唖然としてしまう。

開演のアナウンスから「ただ今より試合を開始いたします」というようなものになっていたり、2幕開始時には客席を巻き込んで相手高校*1と烏野の応援が繰り広げられたりと、試合を見に来たような気分で楽しかったです。

試合のシーンも、1幕の「コートは"アソビバ"」という条善寺はアクロバット満載の見た目に楽しい場面が多く盛り込まれ、2幕の和久谷南はそれよりは統制が取れていてスタイリッシュ、かつ、小さな巨人対決ということで、日向と中島がワイヤーで宙に浮くなど、チームや対決ごとに異なる演出がされていて、全く飽きさせられない。日向が「スパイダーマンですから」って、歌舞伎の土蜘みたいに白い糸を飛ばしてたのは1幕だったかな?試合終了時の両チームが向かい合っての「ありがとうございました」の挨拶と、その後に負けたチームのメンバーが一列に並んで挨拶するところも良かった。

役者さんについては、日向役の須賀さんを髑髏城上弦の月のライビュと、東峰役の冨森さんを帝一の舞台で観たことがある、くらいだったんですが、上記のように皆さん身体能力が凄まじ過ぎてポカーン( ゚д゚)となっておりました…。ツッキー、縁下さん、コーチ、クロ、冴子さんあたりは二次元過ぎた。仁花ちゃんもかわいかったな。

あと、この日は音駒の二人が公演150回目ということで、15分休憩に入るところで背番号の「1」「5」を示した後ろにゼロが足されていたり*2、カテコの挨拶で縁下役の方が「役者をやめようかと思っていた時にこの役と出会えた」ということを仰ってたりと、初見の身で言うのもなんですが、感慨を覚えるものがありました。

 

布の量多め、見た目にきらびやかで華やか、かつ中二成分満載な作品が好きなので、運動部が舞台の作品は映像含めてもペダステくらいしか観たことがなかったんだけど、食わず嫌い(いや、嫌いってことはないんだけど)はほんともったいないね……。この期にそろそろテニミュデビューも果たしてしまおうか、などとぼんやり考えたりもする。

 

*1:わくなん、わくなん、わくわくなん(手拍子)

*2:何故150?と思ったけど後でTwitterで知った

【観劇記録】6/2 舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰(刀ステ・ライビュ)

 

・初日ソワレライビュ後のざっくりとした自分用メモのような感想

・致命的なネタバレは避けるか文字色を薄くしつつ多少バレあり

 

注意:劇場もしくはライビュ等で観劇予定の方は、一切ネタバレ無しで観劇されることをお勧めします(のでこのエントリーも回避推奨)

 

TDCホールにて初日ソワレをライブビューイングで観劇。座席が第2バル最前列のセンターブロックという、ちょっとありえないくらいの良席でした…ライビュだけどな!

 

 

1幕終了直後の私「何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ(エンドレス)」

2幕観劇中「急急急緩っぽいけど急急急めっちゃ急(繰り返し)」

終演後「わたしいったいなにをみてたんだろう(呆然)」

 

さながら、まどマギ並みにジェットコースター展開のアニメを1クール分一気見したような気分。内容盛りだくさん過ぎて、体感的には休憩なしで5時間くらい見続けてたような。そしてどなたかがインタビュー?で触れられてたように、本当に「第一部・完」だった。

 

以下、思い出した順に箇条書きで。

※記憶違いがあるかも知れません

※しつこいようだけどネタバレあり

 

  • ソワレのログボはまんばちゃん…だったよね?既に記憶が
  • オープニングで長谷部と不動が旅装束になってて、予想してはいたものの早くもわくわくした
  • 毎回定評のある刀剣男士以外のキャスト。足利義輝様も眉目秀麗で誇り高く、素敵だったけど、全く予想のつかなかった「鵺と呼ばれる」がドストライクでした。たどたどしい言葉づかいに不安定な視線で、他作品で例えるならグランギニョルの繭期の子たちっぽい雰囲気*1。本当は別の名前で表記したいのをこらえつつ、以下、便宜的に「鵺」と表記します。
  • 近くの席の人たちも言ってたんですが、古備前組の髪型がなんとなくしっくり来なかった。大包平はちょっとボリューム出過ぎだし、鶯丸は目が思いっきり隠れ過ぎだったような。慣れたら気にならなくなったけど。
  • 逆に小烏丸のビジュアル再現率は見事としか。次点は大般若。
  • 古備前組はウィッグについては「うーん……」となったものの、その他はイメージぴったり。鶯丸は登場した瞬間から鶯丸だったし、大包平も出てくると物理的にうるさくて(褒め言葉)ある種ムードメーカーだった。
  • Mitsutada Cookingパート2。光忠の美声+高歌唱力のマグロ解体ソング&割烹着姿の歌仙……ありがとう。
  • 上記の光忠みたいに個々の役者さんの有してる技術が、役のイメージを損なうことなく作中に盛り込まれてていいね。骨喰のブレイクダンスっぽい足技とか、不動の殺陣でのバク宙とか。
  • 細かいことですが原作ゲームから入った身なので、池田屋での戦いが打刀+短刀の編成になってたことに軽く口角上がった
  • 軍議がまともな軍議だった。そして、ステ本丸には獅子王も顕現している模様。
  • まんばちゃん、羊羹に名前書いてたのにね……(合掌)
  • 殺陣については続投メンバーの方が安定感があるなーと思ったけど、パンフによると、顕現したばかりの刀、ということで敢えてのそういう殺陣らしい
  • 黒甲冑、まさかの再登場。声は政宗公の人か―!
  • そうか、本丸襲撃か……うわああああああ……
  • 真剣必殺さ……いつも思うんだけど、脱いだ時の体格まで再現率高いのすごくない?!前半で既に八振りが脱いだのはびっくりした。もうクライマックス?!て。そして小烏丸、大般若、大包平真剣必殺姿は今回の舞台で初めてお目にかかった(うちのゲーム本丸ではまだなので)
  • 真剣必殺の殺陣は毎回どの刀のも好きなんだけど、このシーンでのMVPは個人的には大般若かな。抜群に美しかった!あと、舞台中央からセリ上がってきたときの骨喰の立ち姿がゲームの立ち絵そのもので、おおっ、となった。
  • 悲伝ばみちゃんはジョ伝の繊細さを残しつつも、同時に芯の強さがにじみ出ていた
  • いつもムードメーカー的な立ち位置の光忠がああいう役目なのはちょっと意外で良かった。あの展開にはハラハラさせられたけどな!鶴丸は保護者ポジションで落ち着きが増してた。
  • ベタではある。けど、あのタイミングで帰還する織田組の二振はやっぱりおいし過ぎる!あと修行中に上手と下手で台詞がシンクロするところが好き
  • まさかの主登場
  • ところで、ここまででまだほぼ1幕の話しかしてないんだぜ?
  • 実のところ、2幕が怒涛過ぎて1幕以上に記憶がおぼろげなんだ……
  • 三日月不在の本丸で更に際立つ、小烏丸の貫録と存在感。
  • 今回は出陣の儀があった!しかし誰が出てたか既に記憶が……九振り全員いたっけ?
  • 鵺ちゃんが足利義輝名前を与えられた後、ああいう風に変わるのはずるいよ(涙)
  • 確か義伝では無かった歌仙の「万死に値するぞ!」が聞けて地味に嬉しい
  • 黒甲冑や鵺にとどめをさしたのがそれぞれあの刀とその刀なことが印象的。そして鵺の最期、「あの描写」があったのがまた切ない……
  • 足利義輝と小烏丸のやりとりがまさに集大成だった
  • ついに来た山姥切の真剣必殺。演出もあいまってめちゃくちゃ綺麗だった。
  • ラスト付近の三日月の姿に言葉を失う。役者さんの初日ツイートの写真はそういうことだったのか……うわあああああ……
  • 2幕、もっといろいろ思ったことがあるはずなんだがいっぱいいっぱい過ぎてついてくのが精いっぱいで……
  • で、エピローグのやりとりでやっと笑えた。あの刀顕現してるんだ、と思ったらしてなかったのかよ!あと歌仙さんかわいいじゃねえか
  • ラストに顕現した「彼」は次の話に繋がっていくんだろうか、それともそうはならない?また円環の中へ戻っていったのはおそらく確かなんだろう、まで考えて「TRUMP」で永遠の時をひとり生きてきた「彼」のことを思い出した。
  • 観終えた後にリーフレットのキービジュアル(三日月中心に全員そろってる方)を改めて見返したら「うわああああ」と唸るしかなかった……

 

実のところ、もっときれいに謎が解き明かされて決着がつくと思っていたので、少々不完全燃焼なのは否めないです。満足度は高いんだけど、初見では消化できてない部分がかなり多い。それと、ひとつひとつの場面が丁寧なのはすごくいいんだけど、よくわからないものも含め情報量が多すぎて*2、疲労感も半端なかった。観てるだけでもそうなので、演じる方の消耗も今作は特に心身ともに凄いんじゃなかろうか、などとも。どうか無事に千秋楽を迎えられますように……。

エンディングは「勝ち鬨の歌」のロングバージョン。このセレクトには意表を突かれた。鵺ちゃんは、刀剣男士と同じ傘を持って出てきてくれたらいいなーと思ってたから、嬉しかった。

トレブロは終演後には売り切れてたので、パンフレットと、トレーディングのクリアファイルと缶バッジを1つずつ購入(でもって列離脱してすぐパンフレット終了のアナウンスがあった)。クリアファイルは歌仙、缶バは不動の戦装束verでした。今回のパンフには全ページに仕掛けがある、と制作された方がツイートしていたので、手元のを見返してみた。こういうの好き。

*1:メイクはほぼまんまだった

*2:パンフの対談で役者さんたちもそんな意味のことを言ってた

【観劇記録】5/29 天は赤い河のほとり/シトラスの風-Sunrise-(宝塚・宙組)

 

・とてもざっくりとした感想

・ストーリーのネタバレあり

 

天は赤い河のほとり」はリアルタイムで読んでたので、発表されたときは懐かしさを覚えつつ、あんなシーンやそんなシーン盛りだくさんなんだけど大丈夫か?と若干心配になったものでした*1

コミックスを文庫版で3巻まで復習した上で観劇終了してまず声を大にして言いたいこと。

 

何でこれ、一本物でやんないの?!

※気持ち的には72ptくらいの大きさで

 

めいっぱい頑張ったんだなーというのはわかるんだけど、いくらなんでも端折り過ぎ。コミックスは全28巻、文庫版でも16巻あるのに、お芝居とショーがそれぞれ独立した二本立ての時にやる演目じゃないよ! TCAプレス*2によると、その辺は脚本家や演じる人たちも感じていたようで「ドリームライブ、略してドリライ」だとか……。そうかドリライなのか、まだ見たことないけども。

上記のように思ったのも、ビジュアルや各場面の作りはとても良かったから、だったりする。

登場人物が勢揃いするオープニングが神だとは聞いていたけれど、噂に違わない豪華さ、かつビジュアルも文句ナシで、ちょっと涙出たくらい素晴らしかった。カイルは高貴さあふれるザ・皇子様だったし、ユーリは可愛くてかっこよく、ラムセス、マッティワザ、ザナンザ、三姉妹、ティト、イル・バーニ、ネフェルティティ、ナキア等々も良かった。

古代オリエントの話のため、コミックスは男女問わず肌露出が多めなんですが、さすがに宝塚なので、露出控えめになっておりました。ユーリが現代の服から着替えたとき、「この服、肌の露出が多い…」的なことを言ってたので、元はマイクロミニ丈だから!と内心突っ込んでみたり*3。あと、R指定が入りそうなレベルのセクシーな場面は軒並み抑えめorばっさりカットとなっておりまして、「天は赤い河のほとり(全年齢版)」ではあった。

カイルは愛情表現がワイルドかつお色気ただよう皇太子というよりは、気品漂う皇子様度高め。ユーリに対する手の早さはだいぶ薄まってたけど、元々聡明で人望はある訳だし、こういう解釈もありかな。真風さんはもうちょっとギラギラした感じのトップになるのかなーと勝手に思い込んでいたんですが、物腰穏やかな貴公子、といった雰囲気で良き。

ユーリは「カイルの相手役*4」という位置づけではなく、物語の主役として描かれていて嬉しかったです。ネフェルティティにヒッタイトと通じていた証拠をつきつけるところ、軍隊に号令をかけるところなど、かわいいだけでなく堂々としていて見惚れた。

嬉しかったと言えば、ナキアとネフェルティティ(タトゥーキア)も。二人の少女時代の哀しい記憶や、それぞれの大切な人との思い出がきちんと時間を割いて(ナキアの少女時代にはソロ歌まであり)描かれていて、単なる敵役に留まっていなかったのはすごく好印象でした。2週間ほど前に見た往年の名作とされる某演目の、ヒロインの描かれ方にもやもやしまくったばかりだったので特に……。時代が変わってきたのもあるし、脚本家の性別に由来することとは言い切れないけど、女性の座付き作家が増えてよかったな。まあ、ネフェルティティとマッティの関係がわかりにくい*5&メンズ陣が割を食っちゃったのは否めず、特にウルヒ、ルサファ、カッシュはもうちょっと何とかならんかったんかなーというのが正直なところではあるんですが。

逆に出番が増えてたのがティトで、序盤では殺されず中盤まで生きていて、ユーリの身代わりに処刑される、という展開になっており、ウルスラの役割も兼ねていました。配役の発表時点でウルスラが出て来ないと知ったときは残念だったけど、終盤でカッシュの頭の飾りがそれらしきものになってて胸熱*6

ラムセスは原作でどうだったかあんまり覚えてないのでコミックスの続き読まねば。ユーリを口説くシーンの曲と振付がいかにもベタなミュージカル調だったのが面白かった。宙組に来てからは初めてお目にかかる芹香さんは、花組の頃よりもキリっとしたような。これまであまり見たことのない役どころに新鮮さを覚えつつ、期待通りかっこ良かった。

不満な点を多く書いてしまったものの、歌舞伎みたいに名場面のいいとこどりの上演、と割り切れば、とても華やかで十分楽しめる演目ではありました。

 

ショーの「シトラスの風」は、場面によっては20年前の初演当時そのままのデザインの衣装だったりと、時代を感じる部分は確かにあるんですが、社交界での三角関係を描いた「ノスタルジア」はやっぱり好きだし、「明日へのエナジー」は何度観ても震えがくるくらい圧倒される。初演にあった花占い(?)や、白い仮面をつけたダンサーたちの場面は、再演以降はやらなくなっちゃったんだろうか。今回新しく追加された場面では、黒と白のシンプルな装置で組長の寿さんと新トップの真風さんを中心にして、男役のダンサーたちが踊るところが素敵でした。

*1:掲載誌が少コミなので色っぽいシーン満載というか主人公がいろんな男に性的な意味で迫られまくる

*2:劇場などで無料配布されている、主にグッズ・スカステPRの小冊子。全ページフルカラーで写真満載、インタビューや座談会のダイジェストなども載ってて読み応えあり

*3:かわいいアレンジだったので不満はなし

*4:主役を演じるトップスターは男役なので、元の作品で女性が主人公でも、メインは男性キャラになるように描かれるのが基本

*5:実際、原作未読の母がよくわかんなかったと言ってた

*6:事前に知らなかったら多分見逃してたのでTwitterで書いてくれた人ありがとう

【観劇記録】4/30 ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

 

・演出面のネタバレ含む感想です

・配信、円盤等で見る予定の方は回避推奨。できる限り前情報ナシで見ることをお勧めします

 

薄ミュは沖田篇を映像で+その後ライブCD聴き倒し→左之助篇をリアルで観劇→斎藤篇を配信で、という順で、今回の観劇は実質4作目。演出家が交代ということで、よく名前を聞く人だけどガラッと変わり過ぎたり、特にヤイサがなくなっちゃったら寂しいな、と、期待半分、不安半分でチケットをゲット。明治座戦国鍋TV忠臣蔵パロの舞台以来なので、約6年半ぶりでした。月日が経つのは早いね……。

 

で、1幕終了後の第一声*1

めっっっっちゃ格好いい。

以前の土方篇を観ていないので他の篇との比較になりますが、余計な部分が削ぎ落とされて、見せ場が際立った印象。ひとつひとつの場面が美しく、どこを切り取っても絵になる。歌える人は歌唱力で聴かせ、身体能力の高い人は殺陣やアクションで魅せまくり、ベテラン勢は芝居で存在感を放ち、と、適材適所の見せ場が主役だけでなく、一人一人に用意されてる。シーンの流れもスムーズでテンポよく進む。

……なんだけど、何かが足りないような気がする。それは、前作までに感じられた「がむしゃらなまでの勢い」かも知れない。それこそ良くも悪くも、とつくんだけれど、「時間の許す限り全部見せてやる!」というような、演じる側、作る側のある種暑苦しいまでのごちゃっとした熱意の塊みたいなものが従来の薄ミュにはあって、それが魅力の一つだった。もちろん、今回の薄ミュに勢いや熱意が感じられない、という事では決してないのですが、スタイリッシュかつスマートになったことが少し寂しく感じられたのも事実。

とは言え、沖田篇や斎藤篇の曲が歌われたり、左之助と不知火の一騎打ちなど、前作を思わせるシーンが随所にあり、BGMには耳慣れた曲も多くて、これまでの薄ミュを大切にしてくれているんだな、とも。

などとつらつら考えていたのも1幕までで、2幕からは怒涛の見せ場の連続に息つく間もなく、終演後はどこを切り取っても「かっこよかった……」以外の感想が出てこないくらい、骨抜かれまくってました……。

 

以下、箇条書きで。

  • 幕開きすぐの全員揃っての歌はヤイサではないんだけど、曲も振付も華やかで美しく、最初から拍手しまくった。公式ツイッターによると【志譚 水鏡】というタイトルなのね。音源欲しい。ここで既にばんばん桜が舞い散ってて、最初から?!とちょっとびっくりした。
  • キャスティング発表の時から合っていそうな気がしていた土方さん。観劇直前に原作ゲームの土方ルートを一通りプレイしてみた。意外だったのは、もっと正統派に素敵なのかと思いきや、このルートの土方さんは敗軍の将で、色々なものを次々と失い、仲間に対しても終始情けないところを見せまくってる。なのにその生き様に強く惹かれるものがある、という人物として描かれているんだよね。舞台ではどう演じられるのか全く予想がつかなかったんですが、こちらもしっかり格好悪くて、そして、最高に格好いい土方さんでした。何度も無様に倒れそうになるんだけど、その度に自分の足で立ち上がって、この人なら千鶴ちゃんも北の最果てまでついて行って支えたくなるよなあ、と納得。あと(若干失礼ながら……)思ってたより歌が良かったです。殺陣も安定。
  • 刀で斬った時に血飛沫の代わりに桜の花が飛ぶ場面があったりと、美しい演出も多かったのですが、特に息を飲んだのは、吸血のシーン。血を吸う前には禍々しい狂気を感じたのに、吸血後に暗転になった時、なんとも言えない悲しい気持ちになって、涙がこみ上げそうになった。それと、綱道さんが千鶴ちゃんを迎えに来たところ。取り囲む新選組の面々が殺気を放ちまくっており、これは怖い……と慄いた。
  • 今回の千鶴ちゃんも歌唱力で聴かせてくれる。左之助篇の千鶴ちゃんは芯は強くても守ってあげたくなる感じだったけど、こちらは土方さんの支えで有り続けた小姓として、凛とした佇まい。篇ごとに性格が少しずつ違ってくるんだな、と改めて認識。2幕の後半くらいになっても着物のままで、洋装はまだかなーと思ってたら、そこでそう来るかー!あれは泣く……。
  • 斎藤一が見違えるくらいに良くなってた。前回は殺陣上手いなー、くらいだったんだけど、殺陣はもちろん、歌も芝居も存在感が格段に増している。この一君で斎藤篇を観てみたい*2
  • 総司、平助、新八、左之助は初めて拝見した人たち。四人とも、特に総司と左之助は去年の左之助篇のイメージがかなり強く、自分の中で違和感が生じないかと危惧してたんですが、演出とメインになるキャラクターが違うからか、すんなり馴染みました。歌はもっと声が出るといいな、という人もいましたが、殺陣は皆さん良かった。あと総司のPAINT IN BLOODのとこが好き。平助の身軽なアクションも大健闘。
  • 山崎さんの配役を聞いた時は意外な気がしたんだけど、観て納得。めっちゃ隠密、というより最早忍び。舞台袖から大きく跳んで現れ、客席通路へとハケていったり、舞台の上段から飛び降りまくりバク宙連発しまくりと、実のところここまで動ける方だとは知らなかったので、すごっっっ…と、ひたすら心で唸っておりました。
  • 山南さんがさ……ほんと良かったです。特に見せ場である変若水の場面の妖しさ、最期の立ち回りが素晴らしく、歌唱力でもお芝居でも安定した、確かな実力を見せていただいた。
  • 近藤さんが出て来るとなんだかほっとする。沖田篇からずっといらっしゃってくれているからかな。
  • 鬼一族は流石の存在感と安定感。彼らがしっかり構えていることにより、新選組が「まがい物、寄せ集めの武士の集団」と評されているということの説得力が増してくる。風間千景の抜群の歌の上手さ、不知火の身軽な体術に、天霧の威圧感。それから父様の、静かな禍々しさと娘への愛情。いずれも見事でした。
  • 1幕ラストとあともう1箇所、新選組と鬼一族が別の旋律を同時に歌うところにゾクゾクした。
  • クライマックスでヤイサの音楽が一部流れて、ここだけなのかな?と思ったら、最後の最後で来た!薄ミュライブ1のバージョンに近いアレンジでした。薄ミュ歴は短い身ではありますが、やっぱり薄ミュと言えばこの曲だなあ、と嬉しくなりました。主に進行役だった大鳥さんが、後ろの方でノリノリで拳を振り上げてたのが微笑ましかった。

 日替わりの挨拶は山南さんでした。昨年の薄ミュでも1回目は山南さんの回だったな(2回目は天霧&不知火)。前回はトレブロにまでしっかり山南さんが入ってたので、今回ももしかして……と購入したトレブロを開封したら、残念ながらいらっしゃいませんでした(笑)。と言いつつ、山崎さん和装、総司和装、ちー様洋装のいずれも麗しくて満足!

*1:基本ぼっち観劇なので心の声です

*2:脚本は大幅にリライトの方向で……

【観劇記録】4/28 1789 -バスティーユの恋人たち-

 

  • 多少のネタバレあり
  • 宝塚版、帝劇初演含めて1789好きだーってことしか言ってない感想

 

宝塚版を観たときに舞台全体の華やかさと楽曲のかっこよさに惚れ、当時滅多に買わなかった音源をiTunesで購入して聴き倒し。帝劇初演では宝塚版とはまた違った迫力に圧倒されまくって、こちらも自由バージョンと平等バージョンのCDを両方ともゲットして舞台での演奏順に編集して聴き倒し……なんてことをやってる程度には大好きなミュージカル。初演では観なかった方のキャストにしようと決めて、勢い込んでチケットをゲットしたはいいものの、流石に感動は薄れちゃうかな、と危惧していたんですが。

リアルの迫力と熱気を舐めておりました。

2年前は2階席で、今回は後ろの方とはいえ1階席だったというのもあるかもですが、どの場面も熱量がすさまじかった。複数回ある客席降りもしっかり見えたし。ぶっちゃけ座席があんまり良くなくて、開幕前は若干がっくり来ていたんですが、1幕終了時にはそんなことはほぼ忘れてしまうくらい、舞台にのめりこんでた。

この日観劇したキャストは写真の通り。

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以下、箇条書きで。

  • 小池さん演じる「陽」のロナンに対し、「陰」と評される加藤さんのロナンは、すごく情熱的でした。CDで聴いた印象では、もっとやさぐれてるかと思ってた。特にオランプとのシーンが良くて、恋する青年のひたむきさがまっすぐに出ていた。今更ながらマタ・ハリを見逃したのが悔やまれる……。
  • 神田さんのオランプは、ご本人がインタビューで仰ってた通り、「かわいくて芯の強い」典型的なヒロインというよりは「働く等身大の女性」といった風情。めっちゃお仕事できそう(実際優秀な養育係だし)。良く通るお声と安定した歌唱が魅力。
  • 正直に言うとちょっとだけ心配してた龍さんのアントワネットですが、2年ほど前まですぐ側の劇場で男役のトップに君臨していたとは思えないくらい*1、かわいらしくて無邪気、かつ王太子やオランプへの愛情も感じられて良かったです。2幕の「神様の裁き」もしっかり聴かせた。
  • 三浦さんのロベスピエールは美しかった。平民とはいえ裕福な生まれのお坊ちゃん、というプロフィールに説得力あり。ダンスの足さばきが軽やか。
  • ロナンの妹、ソレーヌがかっこいい。2幕の「世界を我が手に」がすごく好きで*2、いつも音源聴いてるだけでうおおおおと心で叫んでしまうんだけど、リアルで観て聴いて普通に泣いた。そしてカテコの挙動がかわいい。
  • ソレーヌの恋人で革命家のダントンの美声に聴き惚れる。特にパレ・ロワイヤルのところは、アンサンブルの見事なアクロバットと相まって、すごくテンション上がるなー。
  • 革命家といえばデムーランの歌唱も良い。婚約者のリュシルとのコンビが絵になる。
  • フェルゼンはベルばら@宝塚の印象が強いので、身長もあってたくましく力強いフェルゼン、というのが新鮮に思えたのでした。演じる人の年齢を差し置いてもアントワネットより若そうだけど、史実では同い年なんだよね。まあ、ロナンも「ツバメ」呼ばわりしてたからいいか。
  • 宝塚版で演じた美弥さん曰く「何にも成し遂げてない」のにイケイケなアルトワは、イヤな奴なはずなのに見ていてほんと楽しい。「私は神だ」のところではにやにやしてしまった。
  • 秘密警察のラマールはやっぱり最高でした。舞踏会の場面でテントウムシのコスチュームでせりあがってくる時に「お待たせ~」っていきなりかましてきて、待ってました!と心で喝采。
  • 出てくるだけで威圧感の塊なペイロールなんだけども、カテコでアントワネット様をエスコートしながらはけてくの反則だ素敵

物語自体は大団円のハッピーエンドではないけれども、ラストシーンには清々しさがあり、終演後にはやっぱり好きだなあ、と幸せな気持ちになったのでした。そのまま売店に向かってプログラムと一緒にシークレットチャームを購入したら、ロナンが来てくれた。こういう時に主人公が来ることがあまりないので嬉しい。

*1:しかも3年前にはロナンを演じてたりもする

*2:宝塚版では同じ曲がソレーヌの歌ではなく、歌詞が全く違っちゃってるのが非常に残念なんだな…