【観劇記録】2017年下半期ざっくりまとめ
上半期分はこちら。
- ブログに感想をアップしてないものも含め、ざっくり振り返り
- ネタバレ多少ありです
7月
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美の暴力とはこのことか。自分でもびっくりするくらいハマってしまった作品のひとつ。
8月
- 髑髏城の七人 Season鳥
ワカドクロの印象が強かったので、あちこちで個性炸裂しまくりの前半は「髑髏城ってこういうのだっけ???」と戸惑ってしまったんだけど、後半は素直に面白かった。もう一度観たら印象変わったかも。天魔王と蘭兵衛の殺陣はもはや異次元でした……。イメージと違い過ぎて戸惑いまくった捨之介も、セリフ回しや身のこなしは絶妙。兵庫の身内ポジションはワカや月の方が好みではあるけど、このバージョンもなかなか面白い。粟根さんの渡京良かったな。カナコさん生駒かっこいい。沙霧がかわいくて身軽でかっこよくてかわいかった。
- 學蘭歌劇『帝一の國』ー大海帝祭ー
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楽しかった―。
邪馬台国は衣装が素敵でした、以上*1!ショーの方はワインをテーマにした作品で、衣装、曲、構成ともかなり好み。お芝居の方で失われたHPがショーで回復されたよ、ほんと……。
- 野田版 桜の森の満開の下
歌舞伎座にて幕見。並んでる時に「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を読んでおいたので、あの場面はこういう風になるのかー、などと興味深かったんだけど、セ・巻物?蟹のメリーゴーランド??缶を蹴ると鬼がどうしたって??とかだんだん訳がわからなくなってきた。なのに、最後の場面では胸が締め付けられて涙が出てきた。訳も分からずに泣く、という経験はこれが初めてかも知れない。夜長姫の最後の台詞が今もなんとなく耳に残ってたりもする。最初から最後までとんでもなく美しい舞台でした。
9月
- デスノート THE MUSICAL
柿澤月の方を観劇。全体的に思ってたより落ち着いた雰囲気だった。映像をふんだんに取り入れた演出が面白かったです。リュークとLがそのまんま過ぎてびっくりした。レムはマンガとはずいぶん違うけど美しくどこか儚げで、こちらはこちらで良かったな。
- 宝塚 月組公演『All for One』
ザ・王道ど真ん中で楽しかった。当て書きが完璧でお話にも無駄がなく、イケコ先生久々のオリジナル作品に唸らされた。珠城ダルタニアンのこれ以上はそうそうないんじゃないかっていうくらいのハマり具合に加え、愛希ルイ14世(ルイーズ)の可愛いさと、美弥アラミス&月城ベルナルドの美しさにもやられっぱなしでした。宝塚ならではの華麗な殺陣も眼福。
10月
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終演後の多幸感が下半期トップ(上半期は薄ミュ)。ブロマイド(写真だったかも)がどれも素敵過ぎて選べない、いっそトレブロないの?などとよくわからんことを考えていたのは内緒*2。
11月
- 宝塚 宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』
神々~は作品自体が「これ、宝塚?」ってくらい衝撃的だったんだけど、同時に非常に宝塚らしくもあり。マンガ*3や小説*4などで比較的なじみのある時代だったので、それほどとっつきにくさはなかったな。特に任官式のシーンと、ラスプーチン暗殺の銀橋~大階段の演出は見事だった。イリナ役の怜美さんがとにかく美しくて、ジナイーダ@純矢さんの「美しいものを見ることには価値がある(うろ覚えすみません)」に全力で納得。愛月さんのラスプーチン、凜城さんのアレクサンドラの迫力にも圧倒された。
- 吉例顔見世大歌舞伎 夜の部
頂き物のチケットで、普段自分では選ばないような演目だったんですが、お話がシンプルだと登場人物の感情表現もストレートでわかりやすく、「大石最後の一日」では泣きそうになったりも。食わず嫌いはもったいないね。歌舞伎座建て替え後、初めて幕見じゃない席だったので、ロビーをうろついたり、売店のたい焼きを食べたりできて、そういうのも面白かった。
12月
- 髑髏城の七人 Season月 下弦の月
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舞台そのものがよかったのはもちろんのこと、目当てだったキャストの方々の実力を改めて目の当りに(プラス、魅力も再確認)することができて嬉しかった。それと、自分は髑髏城の作品自体がすごく好きだったんだなー、とちょっと驚いたりも。全く雰囲気が異なるという上弦も気になる。
- 宝塚 星組公演『ベルリン、わが愛』『Bouquet de TAKARAZUKA』
ベルリン~は安心して観られる良作。若手の作家の演出は全体にスタイリッシュでいいな。タカラジェンヌの20世紀初頭のファッションの似合い方は何事なんだろう。ショーは往年の名曲揃いなのはいいんだけど演出まで古いレトロに寄せ過ぎなくても……と思っちゃったのは否めず。大詰め、大階段の3組のデュエダンは素直に見とれたし、お久しぶりの凪七さんの歌声にも聞き惚れた。
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速報メモとしたけど、実質メインの感想だったりもする。書ききれなかった分は後で刀ステ全体の感想としてまとめて書くかもです。
- 十二月大歌舞伎 第二部
急に思い立って幕見。観劇予定のない時よりある時の方が、幕見や当日券に並びたくなるのはなぜだろう。落語が題材の「らくだ」は事前に聞いてた通りコントみたいで、笑いどおしでした。「蘭平物狂」は後半の立ち回りがアクロバット的な技の連続で、しかも場面場面が浮世絵みたいに綺麗に決まって格好よかった。
数えてみたら、2017年は複数回観たものも含めて30回、劇場に足を運んでました。ここ数年では断トツの最高記録で、過去に演劇にハマってた大学生時代をもおそらく上回ってる(当時は使えるお金も少なかったし)。宝塚の観劇回数は去年とほぼ同じなので、他が増えたんだな……。
増えた要因はというと、やっぱり2.5次元の作品を中心に、若手の俳優さんが多く出ている舞台を観に行くことが増えたからかと。アマテラスやグランギニョルも、刀ステや生執事を知らなければ多分行ってなかったし。しかし、特に2.5次元だと新しい演目の度に反射的にパンフレットを購入してしまうため、本棚がきつくなってきたのはそろそろどうにかしないとな……。
ともあれ、2018年もまた、素晴らしい舞台にたくさん出会えますように。