【観劇記録】6/2 舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰(刀ステ・ライビュ)
・初日ソワレライビュ後のざっくりとした自分用メモのような感想
・致命的なネタバレは避けるか文字色を薄くしつつ多少バレあり
注意:劇場もしくはライビュ等で観劇予定の方は、一切ネタバレ無しで観劇されることをお勧めします(のでこのエントリーも回避推奨)
TDCホールにて初日ソワレをライブビューイングで観劇。座席が第2バル最前列のセンターブロックという、ちょっとありえないくらいの良席でした…ライビュだけどな!
1幕終了直後の私「何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ(エンドレス)」
2幕観劇中「急急急緩っぽいけど急急急めっちゃ急(繰り返し)」
終演後「わたしいったいなにをみてたんだろう(呆然)」
さながら、まどマギ並みにジェットコースター展開のアニメを1クール分一気見したような気分。内容盛りだくさん過ぎて、体感的には休憩なしで5時間くらい見続けてたような。そしてどなたかがインタビュー?で触れられてたように、本当に「第一部・完」だった。
以下、思い出した順に箇条書きで。
※記憶違いがあるかも知れません
※しつこいようだけどネタバレあり
- ソワレのログボはまんばちゃん…だったよね?既に記憶が
- オープニングで長谷部と不動が旅装束になってて、予想してはいたものの早くもわくわくした
- 毎回定評のある刀剣男士以外のキャスト。足利義輝様も眉目秀麗で誇り高く、素敵だったけど、全く予想のつかなかった「鵺と呼ばれる」がドストライクでした。たどたどしい言葉づかいに不安定な視線で、他作品で例えるならグランギニョルの繭期の子たちっぽい雰囲気*1。本当は別の名前で表記したいのをこらえつつ、以下、便宜的に「鵺」と表記します。
- 近くの席の人たちも言ってたんですが、古備前組の髪型がなんとなくしっくり来なかった。大包平はちょっとボリューム出過ぎだし、鶯丸は目が思いっきり隠れ過ぎだったような。慣れたら気にならなくなったけど。
- 逆に小烏丸のビジュアル再現率は見事としか。次点は大般若。
- 古備前組はウィッグについては「うーん……」となったものの、その他はイメージぴったり。鶯丸は登場した瞬間から鶯丸だったし、大包平も出てくると物理的にうるさくて(褒め言葉)ある種ムードメーカーだった。
- Mitsutada Cookingパート2。光忠の美声+高歌唱力のマグロ解体ソング&割烹着姿の歌仙……ありがとう。
- 上記の光忠みたいに個々の役者さんの有してる技術が、役のイメージを損なうことなく作中に盛り込まれてていいね。骨喰のブレイクダンスっぽい足技とか、不動の殺陣でのバク宙とか。
- 細かいことですが原作ゲームから入った身なので、池田屋での戦いが打刀+短刀の編成になってたことに軽く口角上がった
- 軍議がまともな軍議だった。そして、ステ本丸には獅子王も顕現している模様。
- まんばちゃん、羊羹に名前書いてたのにね……(合掌)
- 殺陣については続投メンバーの方が安定感があるなーと思ったけど、パンフによると、顕現したばかりの刀、ということで敢えてのそういう殺陣らしい
- 黒甲冑、まさかの再登場。声は政宗公の人か―!
- そうか、本丸襲撃か……うわああああああ……
- 真剣必殺さ……いつも思うんだけど、脱いだ時の体格まで再現率高いのすごくない?!前半で既に八振りが脱いだのはびっくりした。もうクライマックス?!て。そして小烏丸、大般若、大包平の真剣必殺姿は今回の舞台で初めてお目にかかった(うちのゲーム本丸ではまだなので)
- 真剣必殺の殺陣は毎回どの刀のも好きなんだけど、このシーンでのMVPは個人的には大般若かな。抜群に美しかった!あと、舞台中央からセリ上がってきたときの骨喰の立ち姿がゲームの立ち絵そのもので、おおっ、となった。
- 悲伝ばみちゃんはジョ伝の繊細さを残しつつも、同時に芯の強さがにじみ出ていた
- いつもムードメーカー的な立ち位置の光忠がああいう役目なのはちょっと意外で良かった。あの展開にはハラハラさせられたけどな!鶴丸は保護者ポジションで落ち着きが増してた。
- ベタではある。けど、あのタイミングで帰還する織田組の二振はやっぱりおいし過ぎる!あと修行中に上手と下手で台詞がシンクロするところが好き
- まさかの主登場
- ところで、ここまででまだほぼ1幕の話しかしてないんだぜ?
- 実のところ、2幕が怒涛過ぎて1幕以上に記憶がおぼろげなんだ……
- 三日月不在の本丸で更に際立つ、小烏丸の貫録と存在感。
- 今回は出陣の儀があった!しかし誰が出てたか既に記憶が……九振り全員いたっけ?
- 鵺ちゃんが足利義輝に名前を与えられた後、ああいう風に変わるのはずるいよ(涙)
- 確か義伝では無かった歌仙の「万死に値するぞ!」が聞けて地味に嬉しい
- 黒甲冑や鵺にとどめをさしたのがそれぞれあの刀とその刀なことが印象的。そして鵺の最期、「あの描写」があったのがまた切ない……
- 足利義輝と小烏丸のやりとりがまさに集大成だった
- ついに来た山姥切の真剣必殺。演出もあいまってめちゃくちゃ綺麗だった。
- ラスト付近の三日月の姿に言葉を失う。役者さんの初日ツイートの写真はそういうことだったのか……うわあああああ……
- 2幕、もっといろいろ思ったことがあるはずなんだがいっぱいいっぱい過ぎてついてくのが精いっぱいで……
- で、エピローグのやりとりでやっと笑えた。あの刀顕現してるんだ、と思ったらしてなかったのかよ!あと歌仙さんかわいいじゃねえか
- ラストに顕現した「彼」は次の話に繋がっていくんだろうか、それともそうはならない?また円環の中へ戻っていったのはおそらく確かなんだろう、まで考えて「TRUMP」で永遠の時をひとり生きてきた「彼」のことを思い出した。
- 観終えた後にリーフレットのキービジュアル(三日月中心に全員そろってる方)を改めて見返したら「うわああああ」と唸るしかなかった……
実のところ、もっときれいに謎が解き明かされて決着がつくと思っていたので、少々不完全燃焼なのは否めないです。満足度は高いんだけど、初見では消化できてない部分がかなり多い。それと、ひとつひとつの場面が丁寧なのはすごくいいんだけど、よくわからないものも含め情報量が多すぎて*2、疲労感も半端なかった。観てるだけでもそうなので、演じる方の消耗も今作は特に心身ともに凄いんじゃなかろうか、などとも。どうか無事に千秋楽を迎えられますように……。
エンディングは「勝ち鬨の歌」のロングバージョン。このセレクトには意表を突かれた。鵺ちゃんは、刀剣男士と同じ傘を持って出てきてくれたらいいなーと思ってたから、嬉しかった。
トレブロは終演後には売り切れてたので、パンフレットと、トレーディングのクリアファイルと缶バッジを1つずつ購入(でもって列離脱してすぐパンフレット終了のアナウンスがあった)。クリアファイルは歌仙、缶バは不動の戦装束verでした。今回のパンフには全ページに仕掛けがある、と制作された方がツイートしていたので、手元のを見返してみた。こういうの好き。