3次元別館。

主に観劇の感想です。2.5舞台が多めでその他のミュージカルやストレートプレイも。

【映像作品感想】魔道祖師沼にハマった二次元と舞台のオタクが陳情令を見てみた話

 

これまでの経緯はこちら(↓)。

【雑記】公演中止続きで心折れまくった舞台オタクが中華ファンタジーにドハマりした話 - 3次元別館。


ラジオドラマ*1の公開分は早々に有料部分含めて全て聴いてしまい、アニメの放送は9月から、原作小説は日本語版が出ていない*2ため、物語の先を知りたくて知りたくて震えつつ、実写ドラマ『陳情令』の配信開始日を一日千秋の思いで待ちわびてました。こないだ何となく4月初め頃のツイートを見返してみたら「最近数独ナンプレ)にハマってます」とか言ってたので、あの頃は平和だった……。
先日、配信&レンタル開始に先駆けて一話がニコ動で無料配信されたので、日付変更線をまたいだ瞬間にアクセスして視聴。ライブ配信だと信じて疑ってなかったためなんですが、よく調べたら丸一日公開してたようで、そんなに急がなくても大丈夫だった*3

 

※以下、多少記憶違いなどあるかもです&本編の内容に触れてるのでネタバレNGの人は注意

 

まず最初に浮かんだこと。
顔がいい。


予告動画や公式サイトの相関図を何度も見返して楽しみにしつつも、アニメやラジオドラマのイメージが強いので不安はありました。いくら俳優さんのルックスが良くても、髪型とかはある程度リアルの方向に寄せられてるし、自分の中で「なんか違う」ってならないだろうか。2.5次元舞台はよく見るし、二次元や小説の実写化もよほど酷くない限りそんなに抵抗ないけど、仙術バトルシーンの再現その他諸々はどうするんだろう、と。
けど、見始めたらその辺はあっさり解消して、ごく自然に実写版の彼らはこうなんだなと、『陳情令』の魏無羨と藍忘機、藍家の弟子コンビたち等々が意識の上で馴染んでいました。魏無羨の場合、俳優さんの見た目は二次元のビジュアルそっくりではないんだけど「やんちゃで時に突拍子もない言動をしつつも頭の回転が非常に早くて優秀、でもって何か複雑かつ重苦しい事情がある様子」という、序盤のキャラクターを表す概念そのものが顕現してた。くるくると変わる表情、特に笑顔が実に良い(かわいい)。別の作品だと、実写映画『帝一の國』の大鷹弾は漫画の絵柄にはあまり似てないにもかかわらず、爽やかパーフェクトイケメンぶりがまさに弾そのものだったように……という例えで伝わるだろうか。ラスト近くに屋根の上からふわっと華麗に現れた藍忘機は玲瓏という形容が実にしっくりとはまり、こちらもまた概念そのものが来てしまった感がありました。ほとんど言葉を発していなくても、醸し出す空気が既に堅物クール美人。顔がいい、というのには単純にイケメンというだけではなく(もちろんそれもある。とてもある。造作が整い過ぎて意味わかんない)、そういう意味合いも含んでいます。


冒頭の5分前後を除き、一話の大筋は他媒体とほぼ同じで、多少シーンが追加されてわかりやすくなってました。莫子淵が招陰旗を盗もうとするところとか、屋根の上からふわりと現れた藍忘機が、登場後に琴の音で莫家の人たちを鎮めるところとか。
大きく違ったのは、魏無羨(莫玄羽)の腕の傷が三つではなく、四つになってること。うっかりネタバレを見てしまったので、残り一つが誰を指しているのかだけは把握できたんですが、どうしてそうなったのかは今後を楽しみにするとしよう。他にも、莫玄羽が地雷メイク*4じゃなかったり、献舎の術が捨身呪になってたりと細かい違いはちょいちょいあった。


それにしても、だ。
最初からいきなりめちゃくちゃ匂わせまくってませんか。
蘇ったその日の夜、ひとり笛で切なげな旋律を奏でながら「藍湛」とかつての友の姿を思い浮かべる魏無羨って、自分の記憶が確かならそんな描写アニメにもラジオドラマにもなかったよね? そしてまだ姿すら見てないのに「魏嬰、お前か?」って早くも察しちゃってる藍忘機とか、さあ……ドラマ版はBL要素をなくしてるって聞いてたからもっとあっさりしてるかと思いきやスタートからありがとうございます!! エンディングテーマのタイトルに至ってはド直球でカップリング名だし!!


アクションシーンはワイヤーアクション?で横に縦に飛びまくっており、なんかめっちゃ飛ぶなあ……というのが初見の感想です。1話はホラー映画っぽかった(特段グロくはない)。天女像や水の化物との戦い等々はどう描かれるのか楽しみ。


この日は本国での放映開始一周年記念という事で、本国のファンの方が日本を含む各国で記念映像を流す、という報を受けて、午後になってから西武新宿駅近くのヤマダ電機LABIの街頭ビジョン前まで行ってきました。海の向こうのファン、スケールが桁違い過ぎる(謝謝)。10分ちょっと待機して15秒と短かめではありました*5が、大画面で華麗に戦う二人を眺められて感無量でした。映った瞬間、近くにいた同じ目的らしき女子たちが歓声を上げてて、心で「同士……!」と呟いたりして。あれらの場面はもうちょっと先の展開で出てくるのかな?

 

情報収集目的でTwitterを検索→ちょいちょい流れてくる仲良さげな忘羨@陳情令の画像にいちいち動揺しまくってる現状、2話以降を視聴して正気を保っていられるかどうか、全く自信がありませんが、明日から楽天TVで配信が始まるので、週末はしっかり家にこもって視聴しようかと。

 

*1:祝CD化! 第一期後半と第二期以降もお待ちしております……

*2:平安時代のやんごとなき姫君だったら多分薬師如来像彫らせて拝んでた

*3:まあ知ってても同じことしてたかも知れない

*4:アニメではそんな感じだった

*5:30分に1回くらいだったようなのでタイミングが良かった模様