【観劇記録】1/3 ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-
2018年最初の観劇は生執事でした。
以下、原作&舞台自体のネタバレありの感想です。
- 今回も再現率が高過ぎて震えた…
- 出演者の歌唱力の高さにも震えた……
- ミッドフォードファミリーが理想的でございました。特にリジーがもんのすごく可愛くて、出てくると周りがパッと明るくなる。秘密を明かしたところもかわいくも切なくて、こないだ原作を読み返した時同様、ちょっとうるっと来た。
- 「DIE(大)航海DEATH☆」のグレル登場シーン、見事な存在感で場面をかっさらってくれた。今回リアルで観るのを楽しみにしてた一人でした。
- 楽しみにしてたもう一人、ヒデイットもといドルイットも、2幕のフェニックスオンステージが最高にキラキラしくてうざったくて最高(絶賛してます)。パンフ裏表紙の見開きで吹いた。フェニックス!!!
- アバハンが出てくるとほっとする。安定感半端ない。しっかり笑わせていただきました!
- セバスチャンは「執事」ということがちゃんと出てる。シエルに従っているときはあくまで従僕として出しゃばらず、でもメインになるシーンでは華々しく活躍。前回のサーカス編ではセバスチャンの戦闘場面は少なかったから、アクションシーンがたくさんあって嬉しい!
- アクションと言えば死神コンビと葬儀屋も。全員武器の形状が違うし、セバスチャンに至ってはほぼ素手だから間合いも難しいだろうに綺麗に決まってて、もう拍手を送るしか
- シエルはサーカス編の時よりも歌声がよく響いてた…!
- ロナルドがコミックスそのまんま過ぎた
- スネークの蛇の演じ分けが楽しい
- 毎回感嘆するしかない葬儀屋の人外感。デスサイズが似合いすぎる。最後の方でシエルに渡してた物が何だかわかんなかったので、原作読み直して確認。遺髪入れだったのね
- 演出家が変わっても生執事らしさは全く損なわれず。映像を使う場面が多かったかな。水の描写が綺麗でした。1階席後方のセンター付近に座ってたんですが、1幕の、ビザール・ドールに襲われたシエルが過去のことを思い出すくだりで、頭上を赤い布が通り抜けていく演出が斬新だった*1。リアンの最期のとこは少々笑いそうになったけど(汗)
- ビザール・ドールのアンサンブルの動きが不気味なんだけど同時に美しくもあり。全体に美しさとグロテスクさのバランスが良かった
- ラストが暗くない、と言うかいわゆる大団円なのって私が見たことのある生執事では初めてじゃないかしら
- 観劇の少し前に雑誌でコミックス26巻の後半部分の話を読んでたので、それを踏まえて観ると、2幕の、シエルとセバスが出会った直後の場面がいろいろ感慨深い
カテコの日替わり挨拶はリジー。心の準備が整う前だったのか*2「演じてる本人は黒豆と梅干でできてるので……」「明日は今日よりも更に……明日は休演日ですけど」などしどろもどろになってしまい、セバスチャンに「黒執事は10年続いてますが、こんなに笑いをさらっていった人は初めて」と突っ込まれておった*3。そんな中で隣のエドワードお兄様が「大丈夫、がんばれ」と言ってるみたいに笑顔で何度もゆっくり頷いてたり、フランシスお母様も「しっかり……!」と激励するように軽く拳を握ってたりしてて微笑ましかった(アレクシスお父様は席の関係でよく見えなかったけど夫婦で顔を見合わせてたりしてたような)。
豪華客船編のストーリー単体だとセバスチャンとシエル以外のキャラの描写が少々薄いので*4、原作かアニメ、もしくは過去の舞台を知らないとちょっとノリ切れないかも?とは思ったけども、最初の出航のシーンからラストまで、これぞミュージカル!な華やかさにあふれた舞台でした。
新年最初から、そうしたいと思う作品でスタオベすることができて幸せ!