3次元別館。

主に観劇の感想です。2.5舞台が多めでその他のミュージカルやストレートプレイも。

【観劇記録】2018年下半期ざっくりまとめ

 

  • ブログに感想をアップしてないものやライビュ、舞台関係のコンサートなども含め、ざっくり振り返り
  • ネタバレ多少ありです

 

2018年観劇まとめ、下半期分です。

 

7月

感想はこちら。初テニミュでした。次こそ見切れない席で……!

 

  • 宝塚 星組「ANOTHER WORLD」「Killer Rouge」

ANOTHER WORLDはとても面白かったです(作者が某マトカの人と同じとは思えないくらい……)。 適材適所で当て書きがぴったりとハマり、コミカルな部分も楽しかった。あの康次郎を演じられるのは紅さんしかいないんじゃないだろうか。テーマソングがクセになる。もはや医療*1。キラルーもまた熱気と勢いがあり、今の星組でこういうのが観たかった!と思わせてくれたショーでした。

 

  • 舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰(刀ステ)

感想はこちら。6月に初日をライビュで見たので、話や演出はわかっていた状態での観劇でした。リアルで観ると舞台全体の美しさや殺陣の迫力に魅了されまくり、刀ステって美しい……という気持ちが大半を占めた結果、終演後に追いトレブロ+2Lブロマイドセット購入しただけでは飽き足らず、後日別会場に個人ブロマイド全員分(with鵺ちゃん)と円盤予約までしに行ってしまうというわけのわからん衝動に駆られた。

 

  • 『新・幕末純情伝』FAKE NEWS

色々考えてしまった舞台。沖田総司に対する男たちの態度は、種類は違えどどいつもこいつもゲスだしクズだしでムカつく。なのに、そこ以外は同情できる部分もあったりするからなおさらモヤモヤするし、最後の方では涙が止まらなくなったりもした。過去の上演記録を調べたりしてるうちに、何とか自分の中での落としどころは見つけることができたんだけども。記憶が鮮明なうちにちゃんと感想まとめておきたかったな。

 

8月

凱旋門は主人公とヒロインの話がひたすら苦痛で、テーマ曲の美しさと他の登場人物の群像劇的な部分が救いでした……このせんせいの脚本苦手なんだよう*2。ガトボニはかわいい場面もあったけどなんというか濃過ぎて……ラテンと猫混ぜなくてもよかったんじゃないかな(ぐったり)

 

感想はこちら→(1回目)(2回目)。どっぷり繭期。

 

9月

前売り敗退して当日立ち見。MESSIAHは島原の乱がテーマという時点で泣く。ポスターの印象ではダーク寄りなのかなと思った明日海さんは正統派ヒーローだった。仙名さんのソロ歌は神がかっておりました。柚香さん演じる右衛門作(えもさく)の名前を聞いた時「シマバラン伝説」が頭をよぎったのですが、洗礼名で呼ばれることが多くてほっとした(ん?)。松倉with部下たちや松平信綱、鈴木、将軍家綱など、幕府方の人たちが良かった。ショーはオープニングがアナスイを思わせる色使いで綺麗でした。水美さん大活躍だったなー。

 

感想はこちら。ツッコミどころは多少あれど楽しめました。リボーンとランボが本人過ぎた。

 

10月

感想はこちら。繭期をこじらせる一方。

 

歌、音楽、役者さんたち、衣装、舞台装置、照明……何もかもが美しくて「幸せなひとときを過ごさせていただいた……」という気持ちでいっぱいに。お話の方は辛い部分も多くて、何度もオペラグラスを濡らしたんだけども。役替わりは「花總/ソニン/古川/原田」回でした。他のパターンも観てみたかった。

 

毎度のことながら2次元作品*3の再現率の高さに驚くばかり。紅さん演じる凜雪鴉もですが、七海さんの殤不患がとても格好よくてハマり役でした。七海さんが退団されてしまうのはとても寂しい。キラルー台湾公演バージョンは、マスクオブルージュと紅子にすべて持ってかれた気がする。愛子ちゃん&礼子さんかわいい。

 

11月

  • 刀剣乱舞』宴奏会 アンコール(刀オケ)

感想はこちらよこすか芸術劇場昼の部です。泣くとは思わなかった。

 

2017年に歌舞伎座で観た「野田版」に衝撃を受けて、ストレートプレイの方もいつか観たいなあと思っていたら予想外に早く叶ってしまった*4。うまく感想が書けないんですが、こちらも素晴らしかったことだけは確か。特に夜長姫が可愛らしくて残酷で最高だった。蟹と銀座のライオンとシャガールが忘れられそうにない。

 

愛希シシィには、これまでの宝塚のシシィとは方向性の異なるエネルギッシュさを感じました。月城ルキーニは予想以上に好演。最初から最後まで「陽」の部分のある暁ルドルフの解釈も面白かった。珠城トートは従来のトート像にとらわれず、もっとガラっと役の解釈を変更してしまった方がしっくり来たかも?という印象。それと、ヴィンディッシュ嬢がすごく良かった。

 

12月

  • 宝塚 花組「Delight Holiday」

感想はこちら尊い

 

  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"最強の場所(チーム)"

2階の後方席でした。青年館は4回目だったんだけど、サイド席最前→1階席最後列→2階席最前列→今回と、どんどん座席が後ろになっているので、次回はまた前の方が取れるといいなあ。さすがに遠かったのでオペラ必須だなーと思ってたのに、ほぼ常時、舞台上の広い範囲に誰かしらいるから、視点を固定してしまうのがもったいなくてほとんどオペラの出番がなかった。及川&岩ちゃんコンビが特に良かったです。1幕ラストでちょっと泣いた。

 

「白鷺の城」はストーリーのある和物のショーでした。華やかで豪華な和物のショーは大好きなので、もっとやって欲しい! 転生を繰り返す由緒正しい家系の陰陽師と、長い時を生き続ける美しい妖狐という役どころが、真風さんと星風さんのそれぞれの持ち味にぴったりとハマっておりました。お芝居の方は駄作とは言わないけど、いまひとつ盛り上がりに欠けた感が否めず。芹香さんと愛月さんの悪役は素敵でした。

 

2018年の観劇納めは宝塚になりました。この他に歌舞伎座にも何度か足を運んでいるんですが、うまくまとまらないので割愛……。白浪五人男や三人吉三の有名な場面をやっと観ることができたのは嬉しかった。

昨年は2017年ほどは劇場に行けていない気がしていたけれど、数えてみたら30回で同数だった。感覚が麻痺しかけているんだろうか。回数的には今くらいを維持できればいいかな、と思っているので、今年も財布や心身の健康状態とはしっかり相談しつつ、楽しく、悔いなく観劇できますように。そしてチケット運よ来い、いや、来てください……!

 

*1:みたいなツイートしてる人がいて頷きまくった

*2:新源氏は面白かったし仮面のロマネスクも嫌いじゃないんだけども

*3:人形劇なので正確には2次元じゃないけど

*4:Twitterで相互フォローさせていただいている方にチケットの取り方のアドバイスをいただかなかったら取れなかったかも…ありがとうございました。